テキスト1987
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二頁にカラーの品種名を挙げておいたが、このカラーはレlマニ|種(ピンク)とエリオチアナ極の交配極で、多分リーガル・チャームという園芸品種名の花だろう。白花の海芋(カラ|)は十一月頃から化屋に沢山出まわりはじめるが、温室で温水を使って育てられているせいか、葉が柔かくて生花として葉を利用するのは無理なようである。だが五月の半ばになると、露地栽培の白花海芋が咲きはじめ、葉もしっかりと固まってくる。白花の海芋は、作例の桃色海芋と違って、花茎は葉より高く六・七十でになり、葉はその半分ぐらいの長きなので、その姿にいけるが、作例に使った桃色海芋はどの株を見ても花茎の長さは三・四十で、葉は花茎より十でほど長い。作例の真と、真の葉ぐらいの割合の出生となっている。花は三本、真・副・留に挿し、葉は真・副・胴・留、控には巻葉を使っている。花茎は葉柄に包まれて立ち上がってくるので、花の高さの半分ぐらいまでを、葉柄のくぼみにはめこんで一緒に境めると形をとりやすい。いけ上げて水をたっぷり見せる。花材交配種カラー花器染付水盤カラー行汗リーL11

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