テキスト1987
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かさっぱた〈杜若の葉〉2頁の花〈大山蓮華〉3頁の花黄花海芋ピンク海芋(説酬芋と桃色撃の太蘭花器緑柑大型水盤京都の北山の麓にある太田神社は杜若の名所になっている。開花期を見計らって出かけるが、時には少し早すぎて葉ばかりのこともある。だが花の咲く直前、鮮やかな緑葉が池の水面に立ち並ぶ姿は整然としており、立花や生花の動部はその美しさをとらえたものである。盛花では古典花のよ、つに厳格な葉組は要求しないが、やはり社若の美しきを、整然とした葉の立ち姿に求めている。作例としてアンスリュlムをとりあわせて社若の葉を生かしてみた。花材アンスリュlム杜若の葉花器濃紺ガラス器マグノリア、と呼ぶと木蓮科の花も何となく大柄で艶麗な感じがするが、初夏の深山に咲く大山蓮華は、その香りと共に清楚な花である。段九十九ととりあわせると、初夏の澄みきった風の流れを感じる。花材大山蓮華段九十わ(斑入りのお葡)花器トルコブル!手付水盤イじ材3

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