すすどけかれ主椿の一種挿はいつまでたっても難しいいけ花である。とくに一重の白椿は枝葉を整理しすぎると寒々として椿らしい上品なふくよかさを失う。と云ってそれをおそれて手の入れ方が足りないと、ぼってりと野暮くきくなる。上にいけた作例は、真、副、胴、留、控の五体に枝をとり、開花は胴と真の下方と留の枝先、半聞の奮を控に配してみた。少し葉を整理しすぎたようで、胴から留へかけてもう少し葉を繁らせておくべきだったようである。白椿花器煤竹鼎9
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