テキスト1987
139/147

づ令。作例のように初冬の花という季節〈2頁の花〉作例には鉢植の白いポインセチアの根の土をふるい落とし、水洗いして挿し、紅パラをそえている。紅白という祝事の配色で花器、リボンまで統一してみた。花材ポインセチア白花器白陶花瓶野生のままの姿をいまだに残している寒菊は季節感のはっきりした花である。一方ガーベラの方は一年中手に入るので全く季節の香りの感じられない花だが、その多彩きは菊科の中で最も目立った美しきである。又ガーベラは色々なとりあわせの花材に割合なじみやすい花材でもあ感のはっきりした寒菊ととりあわせてみると、真紅のガーベラは表紙のポインセチアと紅パラというクリスマスのいけ花のような感じをひき出すこともできる。口の広い方形の花器には砂利をいれて剣山を置き、まず実菊を低く盛りつけておいてからガーベラを挿している。ガーベラは中央部に4輪を浮き上がらせ前に長く一輪っき出しているが、後に挿した2輪が奥行として大切な位置である。花材ガーベラ紅パラ花材瓶腿寒菊花器青色柑方形花瓶この晩生の梅擬は冷蔵庫にストックされて、年末に正月用花材として花屋の店に出てくる。昔は赤い実物花材として新年に用いられたのは南天だったのだが、流通方法の進歩で予」のような使い方ができる主つになったわけである。新年のいけ花とじては、常識的に祝祭色の紅白として、赤い梅擬に白い花をそえ、若松をそえれば簡単にお正月花が出来上がる。だがそこにそえる白い花が白菊というのでは、上品ではあろうが飾る場所によっては古風すぎて、おさまりのよくないこともある。叩体苧が新年用の花材として用いられることは少なかったが、フレーム栽培では日月から翌年3月頃までが最盛期で、大輪の質のよいものが年末には多く出まわっている。比較的日もちもよい花材でもあり、みずみずしいふくよかな海芋は新年のいけ花にも向いた花材である。花器濃紺柑深鉢猷苧若松るー〈。月梅どっ、の擬2二三末は貝ま晩のてい秋→←花のイじ市花〉場材にだ‘出が荷き日免マれ生ててはい十3

元のページ  ../index.html#139

このブックを見る