テキスト1986
92/144

7hvみやま江んてんみやまな江かまど臼なかまど深山南天は、夏場、さわやかですっきりした花材である。同じ七竃属のなかでも、枝振りはしなやかで細く、名前どおり深山の情趣をたたえている。新緑のころから使いはじめ、料の濃くなる盛夏には小さな可愛い実をつける。深い山の中に向ル叩γしているので、紅葉する時期も比較的早いほうである。そして葉が美しいだけでなく、真赤に熟した実が落葉後も残。パー一花としての扱いは、無即矢血剤んにはめ乙まず、あるがままの枝振りにほんの少し手を加えるだけで、いけ上げたい。作例には、行パと副が一枝となったものに胴と留を加え、三本でいけ上げている。細い校なので、あまり背を高くすると、ひょろひょろとした感じになるので、真の枝どりは、十分考えたうえで長さをきめたい。二重ぎりなどを使う場介、真より一川を長くとり、上の円から垂体にいけるのも美しい使い方である。乙こでは、あしらいとして、白桔回伎を総聞と、控としてそえ、五向きの生花とした。花材深山南天1別名深山七竃(パラ科)桔梗(桔梗科)染付水盤花器深山南天6

元のページ  ../index.html#92

このブックを見る