テキスト1986
65/144

すがすがあおおおやまれんげ黄カ花否苔(おおでまり)一フボヘミアングラス水盤アリウム黄カフ繍・シュ1ベルティイ花器瑠璃粕コンポート今まで見た乙ともなかった珍しい花材が次々と輸入され、いけ花展の度に人目をひいたのは日本が高度成長期に入った頃からだったようである。それらは国内での栽培に成功したものも多く次第に一般化しはじめている。アリウム・シュ!ベルティイは葱ね.さ幼主の仲間では最大で却叩以上の花梗の先に淡紫色の星のような花が咲いていて、夜空に作裂する打上げ花火のように勢いよく花展をひろげると花径は印佃近くなる。だから普通の大きさのいけ花なら一木あれば充分な花材である。とりあわせを考える際アリウム・シュlベルティイは大きさと形だけは派手なのだが、色彩は地味だということを考えて、明るく鮮やかな色の大柄な花をそえたい。大輪の花にはこの季節に咲く赤、白のアマリリスをそえるか、或いは白色のかゆうに赤系統のパラ、又洋聞に葉ものというような副材が調和する。いずれにしても洋種の花材がふさわしく、器も軽やかなのが良い。アリウシュ!ベルティイがかすかな花の香りを運んでくる。清々しいのは大山蓮華、優しいのが笹百合。乙の二種の花をとりあわせていけていると必ずいつか行った遠い山の碧い空を想いお乙してどこか景色のいいととろへ出かけて見たくなるようだ。大山蓮華は傷つきゃすい花なのでこすれたりしないよう丁寧にあっかい、聞ききると二日目ぐらいから茶色く変色しはじめるので配色の上で重要な個所Kは聞きかけの菅を配置して開花を待つ。又花の下に大きな葉が枚数多くついているので花がめだっょう葉数を半数ぐらい整理してしまう。そして枝ぷりは屈曲もなく単調なものが多いので長短のくみあわせで変化をつけなければならない。作例では左斜上に出した副の枝先と胴に花と葉を残し、中程の葉をとって枝を見せるようにして副に長さを感じさせている。大山蓮華をいけるについて花型も大切だがこの花の魅力は何といっても芳香と季節感にある。だからとりあわせもその感じをひきたてるようなあっさりした季節の花をえらびたい。その点笹百合は申し分のない花だといえる。あまり手を加えたあとを見せないよう短時間で、どく自然にいけあげたい。花材大山蓮華笹百合花器トルコブルl花瓶を微:ム. ー咽風主新花雪〉中3 毛主..... 会;〈記表し1章氏自の--

元のページ  ../index.html#65

このブックを見る