テキスト1986
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花材モンステラ(7枚)エピデンドラム(赤)アマリリス(白)花器濃紺粕深鉢花材花器モンステラ(3枚)スノーボlルスイートピー(白・ピンク)アネモネ(紫)無色ガラス深鉢花材花器モンステラ(l枚)を一二枚のモンステラでまとめてみパンジー(貰・紫・白灰色柑肩査作例④は淡い色の花を集め、水際た。花の色は、スノーボlルの淡い緑色がかった白、スイートピーは純白とやわらかなピンク、アネモネのやや濃い紫の四色である。大体このような花のとりあわせはテーブル飾りの花やプレゼントにされる花によく他われているが、いけ花としての扱いと少し異っているようである。飾り花の場合多くは花の頭が球面状に晦り上げられ、立体ではあっても花は千面的に並んでいる。いけ花では形は不規則で花を奥行き深く使うcそして奥行きを見せるためには花に高低をつけ、左右も広くとって前の花の聞から後に低くいけた花もすかして見えるように構成して行く。そうすることによって一輪ずつの花がゆっくりと息ずいている感じがあたえられる。ただ花がぎっしりと美しい配色と形に並べられているというだけでなく、優しくはあるが力強く生きている花の姿、風情を求めるというところにいけ花の面白味と難しきがあるのではないだろうか。④のいけ花は高きが日間程あるが奥行きもやはり印聞はとっている。横から花と花の間に手が入るようないけ方である。淡色の花に奥行きをつけるのに濃色の花を一種まじえ奥の方にのぞかせると他の花の色も鮮かに見え、二重の効果がある。あわ11 作例②砂‘作例④作例③砂

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