テキスト1986
35/144

そらげっとう一万二千和もある羊歯類のうち、いけ花に伎われるものはどくわずかなものである。小羊菌、玉羊向、芥渡り、薮蘇鉄、紅羊歯、以内等が花判として用いられている。長さの葉並びのよいものが多量に山まわってきたので私の耕古場でもよく使う花材の一方の例である。下の玉羊歯だけ挿し中でも玉羊歯は以前の二倍以上のつとなっている。左の写真は玉羊歯の自然調ないけた写真を基本花型にあてはめてみると、後の方に直立させた一枚が真、左斜にのびる二枚が一副、前方に少し垂れ下がる二枚が胴ということになる。そして五枚が一株から生えているような形をとっている。横にのびそる二枚は玉羊歯らしくしなやかな反りがあるものをえらぷ。乙れにァ、不モネと菜の花をそえていけあげたのが上の写真である。葉物の中で柔軟な反りの美しさのあるものとして、谷渡り、万年青、紫蘭、カlクリコの葉等、高程度の幅をもった長葉の植物がある。それらは前後左右にごく自然にそのしなやかな曲線を見せるようにいける。又玉羊歯は反りの美しさだけでなく、新鮮な緑と羽状複葉の軽やかさをもっている。その色と葉の形を強調しようとするなら左の図のようないけ方も一つの形式と考えられる。観葉植物の中には表に美しい模様のあるものが多い。見せていけるよりも葉の表をまともに前を向けて帰したい。棋様の美しいサンセベリア、に新ゅう西さい蘇鉄、アマリリスの葉、月桃の他多数の葉物に応用できるいけ方である。テキストKもその作例が沢山でているので参考にしていただきた著しゃ表が、葉蘭各種、それらは横姿をん蘭、朝日葉閥、緑の鮮かな谷渡り、羊し歯だ7 、..__♂F玉2;""'~)附

元のページ  ../index.html#35

このブックを見る