テキスト1986
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たいしようかんみや乙じよう-万年茶正月花器花器古銅丘北瓶料利水艦万年背がいけ花に用いられた歴史は肯く、その発祥期である室町時代から今日に至るまでいけ続けられている。一方鉢植として変り某の観日が盛んになったのは元械時代からの乙とで引花では千羽をこす万年青が各地で育てられているそうである。そのうち私達がいけ花用に使っているのは野生種に近い実付きのよい青葉万年青、「大象観」(葉の広い大葉万年青)、「却の城」(葉のまわりの白い大葉万年背)等で栽培量の少ない高級品和をいける乙とは殆どない。作例では二十一枚の葉と実を二個使っているが、万年青の山生形態は左図に一不すように芋状の根茎から子株が分かれ山るので開側はその形をとって二株状のいけ方となる。そして五月頃葉の川から花柱を山し、晩秋赤く熟する。実はその間生の盗を考えて配置する。枝垂柳ー咽イI::7 Ll-1

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