テキスト1986
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イE探生花としての栴擬は扱いにくい花材である。撰めがきかないので良い校ぷりのものができてもそれに副わせる枝が中々見つからない。乙の生花は三本の枝で真、副、胴の形をきめ、それぞれの分かれ校を柿助校としている。花型は真流し。牡丹はピンクの方が留で、白花の方は留の沈みとして留より少し後に挿している。牡丹の葉が後の方までのびているので控とし克の下を大きくあけ真流しの美しさを強調した。花材梅擬牡丹(ピンク・白)銀の器(二頁)ボストンのボイルストン通りには古い上品な店が並んでいて奇麗でつい買ってみたくなるようなものが自につく。この銀の探は綿プリントの袋物屋さんのショlウインドゥの装飾に使われていたのを売ってもらった。少々高かったが良い記念品である。早速写真のような花をいけてみたが色々使い途が広そうである。古典的な花にもあいそうだし、明るい華やかさにも応じてくれるだろう。花材カトレアモンステラ花探銀の水盤淡青糊花瓶苔梅〈表紙〉擬梅;10

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