テキスト1986
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器器花花上マ左梅擬白椿栴擬ム梅擬唐から水みず木き・・・・・・・・・他にも随分沢山数える’しシ」ヲ。。さえざしさるとりいぱ合、いぎり晩秋から初冬にかけて、赤いつぶらな実物、華やかな紅葉物、冬を迎えるまでの一時季、日本の野山が賑やかに彩られ、それをいけ花にうつ赤い小粒の実の代表は、梅擬。そして山査子、猿取茨、蔓梅擬、椅桐、千両、万両、政怖で廿齢、南天、ことができる。以前住んでいた家の茶室の北側に植えられていた栴艇は老木で、小粒だったが実のつきはよかった。だが美しく熟したと思うと、一週間のうちに殆ど実がなくなってしまっ。東山沿いの、になっていたのである。赤い実は小鳥達にねらわれやすい。だから梅擬を切花用に栽培しているところでは、実の色付きはじめる頃には、網を張って、小鳥にとられないようにするそうである。何気なく使っている花材にも、多くの手聞がかかっているのである。梅擬の赤い実は、とりあわせによって、決着いた秋の風情をいけ上げることもでき、又赤さを強調して、華やかな賑やかさを演出することもうめもどき笑も小さな渡り鳥の通り道できる。華やかさの必要な場合、梅擬の赤を中心に、パラの濃い赤、ピンク、白色等変化をつけていけ分け、葉の緑でうるおいを出す。その作例か9頁の、、ハラと梅擬で、いつ、どこででも整えられる花材である。静かなとりあわせとして、自の糸菊、或は出はじめた水仙に松の小枝等上品なたたずまいがあり、小品に白棒の一枝をそえるのも座右の花としていいものである。8頁の作例は、白い花瓶に白椿というあっさりしたとりあわせだが、床の間に飾ってみると、洛北の農家の庭の趣が感じられる。梅擬は赤だけでなく、白梅擬というのもある。少し黄色みがかっていて、純白とは一玄、えないが、秋のいけ花展では、紅白二種の梅擬が華やかにとりあわされているのをよく見かける。いける上での注意は、枝か折れやすく、携めることができないので、一枝の姿をよく眺め、裏表をたしかめた上で枝どりにかかること。葉めない枝なので、他の花の葉、或は作意にかなった観葉植物の業をとりあわせ、うるおいをそえることを忘れてはならない。又花器の色は派手なものよりおちついた色あいがよいだろう。秋の実物一般にあてはまる留意点である。ノ\ラ(ピンク、濃赤色、白色)白色花瓶黄土色横長花瓶ιhu町う黍院か。のら梅木喜こ擬科のはに名属が葉しつが、い梅漢たに名と似はいて落つい霜手る空会主ふカ:z8 • --~' -

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