七枚行型花器陶花瓶稽古用に、大葉、中葉、小葉を揃えて、きっちりと巻きこんだ葉蘭の束は、もう花屋にはないようである。その代りではないだろうが、朝日葉蘭がよくなった。以前の朝日葉蘭は、縞目は美しくても、葉にしまりがなく、ベロベロしていて、真などに高く使うことは無理だった。作例には、朝日葉蘭の大、中を、真、真圏、副、胴、留の五枚に使い総圏、控には庭の普通の葉蘭の小葉を使った。葉の陰陽は、葉先の巻き返し方で多少の補いがつけられるので、あまり陰陽にはこだわらずにいけ上げた一瓶である。朝日葉蘭朝日葉蘭6
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