テキスト1985
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蘭草杜若鉢かめまいやっりぐさ花器淡茶色柚深蘭い草ぐさはふ私とい達のよく使う太閤とは全敗戦の年土佐の海軍の基地にいたとき閣草の収穫を見たことがある。夜半から刈りはじめ、大きな束を砥の粉のような泥水につけ、猛暑の日中一気に干しあげるのである。見ていて肱量のしそうな重労働である。蘭草をいけているときまってその光景を想いお乙す。然別科の植物で蘭草科に属し、太蘭は蚊張吊草科の植物である。蘭草は花屋でもあまり扱っていない花材で茎の太さは3ミりほどである。二十七本の蘭草を真に十二本、副に八本、胴に七本に分けそれぞれ長短をつけ三t四本ずつ根元をフラワセンチくらいにとってみた。杜若は夏姿として花を高くとり、真、副、留に配置する。まず真の花を挿し葉組をそえてから三束にわけた蘭草の中から最も長い束を真の花にそわせて立て、前後に真困、見越に当る束を加える。副には二束にわけたものを沈みの位置に挿す。高きは印センチ程。胴にも胴の沈みの位置にぐらいのものを二束使う。杜若を全部挿してから蘭草を加えようとすると折角作った葉組が崩れるので修正に思わぬ手聞がかかる。生花ではいけて行く順序も大切な技巧である。いぐさーテlプでまとめる。真の最長を剖ωセンチ簡草7

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