テキスト1985
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私達は食器や他の雑器に花をいけて居間の一部やテーブルの上に飾っておくことはいつもやっている。乙れから夏にむかうとそのような場介ガラス器がよく利用されるが、一つだけだと手近なグラスに残り花をいけたという感じをまぬがれない。だが二つ並べて使ってみると巾や奥行を充分とることができるので意図のはっきりした小品花になる。小口問花は形は小さくても立派にいけ花である。だから相当大きな空聞におかれでもその存在をしっ一かりと主張しているように見える。円市の小さな雑訴に花をいける場A円、小品花として通用するものと、気のきいたアイデアをんしかして作る飾り花とは分けて考える、必要がある。小さな飾り花とはそれ一つではいけ花として通用しないが、テーブルや飾り棚におかれた仙の装飾品をひき立てるどく小さなものだと考えればいいだろう。それとそ残り花でよいのである。そのような意味で作例を二頁のやや大型の小品花と同じように見るべきである。鹿の子十円〈円は一杯に聞きかけたと乙ろなのでこれから三日間ほどが一番美しい。小品花は一寸ふれただけですぐ形がくずれるので花が最も安定する向きを考えて挿す乙とが大切である。花材胞の子百合花器ガラス酒盃た古っ川の干某/’a香、J妙等、f,.;,">_’\唖・・4〆10

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