テキスト1985
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はんしんろん十莱白パラ斑入りモンステラ花器マジョルカ多口花瓶ラの中Kは葉の直径印糎以上、葉柄の長さ1米近いのもありそれらはいけ花展の大作に主材として使っても充分見応えがある。カラジュlムの鉢植えが出はじめるが安価なものであるから鉢で買って必要な分だけ切って使えば水揚げもよく暑さに向う季節には欠かせない花材である。観葉植物の中にはデフェンパキアのように多数の葉が一株になっているものがある。一枚一枚はずさず株のまま使う方がよい。アロカシアのようK高価なもの、或いは大量に生産されていないものは一般的でないので説明は省略する。昔からよく使われている羊歯類では玉羊歯が最近大変よくなった。長さもω糎ほどあるので水際のあしらいというより形を構成する竜要な役割を果たすこともできる。谷渡りは山汁毘布のような大きなものは敬遠し、巾七、八糎、長さほどの小型のものを五、六枚使vっ。クロトンもよく使われるが変化のっけにくい花材なので何回も使うとあきてくる。今回葉物のどく一部をとりあげてみたが機会を作って詳しく説明したいと思っている。上の作例はイタリー製の花瓶で口が上に一っと周囲に八つつけられている。形が変っているので食卓の飾り花によく−調和する。ができるのではないかと思う。次回からもう少し予告を早くして御覧になるチャンスを作りたい。とれは一週間ほど前に読み終った栴梓忠夫氏の「美意識と神様」という本の中の一章の題名である。国立民族学博物館長の晦枠先生は先年父の「桑原専渓の立花」の書評を朝日新聞におよせ下さったので皆さんもよく御存知の方である。梅料先生はお正片がお好きなようである。昔からの祝膳を出し、箸紙を折り水引をかけて・.. 神々はいず乙Kも居給う。自動車にもテレビや冷蔵庫にも。だから冷蔵庫におかがみをそなえ、自動車忙しめかざりをつけたい。そのように家庭内に汎神論をもち乙もうとすると奥様の強力な抵抗で伝統的行事の復活はおろかかろうじて今まで伝えてきたものさえ廃止されようとしているとのことである。こういう乙とに関しては男の方が頑迷な執着が強いようである。私の家でも私が料理好きなせいで何とか皆をお正片にしばりつけているが暮に私が病気にでもなったら一体どうなるのだろうと気に病んでいる。梅料先生は神様に対する美学をもち出して奥様との妥協点を見付けられたようである。一読をおすすめしたい。神々の正月ゃ11 ω糎

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