テキスト1985
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アマ花器濃紺水盤アマリリスは葉の株の棋に単独で花の茎が出生するので葉組の後に花を挿すのが本来のいけ方である。そ乙でその山比を部分的にとりいれ胴、留等に返し葉をそえ葉株の姿をまじえていけている。乙の作例は三花十三葉となっており、花は真、副、胴に用いている。需に花を使うと大輪の花の咲くアマリリスは低い位向で開花した場〈円形の良いものではな十三枚の葉は真、其問、見越υ副と副の出み二枚。胴と胴の沈みの三組に合計八枚用い、このうち刷の沈みには表向の葉を胴の葉と向いあわせに挿し、花はその後に挿している。南側には留、総閥、留の沈みの三葉一組のうち留の沈みには返し葉を用いる。控は長短二葉である。は乙の五葉とする。挿図のうち③⑪の二葉が表向きの葉である。アマリリスの花茎は太いが中空の上に柔かいので一角さをきめて切ったらすぐ切口を細針金でしばり、あらかじめきめておいた挿す位置に叩センチほどの割箸を立てておき、そこに中空の花茎をさしこむ。花の木数は三木、葉は十三枚ぐらいが最大限度で、二花九葉といういけ方が一般的であろう。その際花は真と胴に配置するとよい。留側リリス7

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