テキスト1985
22/144

包むろ一冗日桜花器茶色焼締花瓶この桜の生花は一月の初旬にいけた一バ円桜である。桜の花といえば三月、四月と思うのが一般的な常識だが、いけ花を門いはじめて二、三年もたてば晩秋の寒桜、円十点の彼岸岐にも慣れてくる。桜は円然に分化した多くの野生積の糸統、その野比和を人仁」父一1.配して多数の品店が生まれている。私達のいける桜の北は侃’Mにいれて開花期を早めたものもあるが、川本では八月を除いてど乙かで肢の花は咲いているそうである。九月の中旬に咲きはじめる十月阪、いけ花の左でも晩秋になるといわゆる本桜をいけはじめるο一月卜円前後から山山はじめる一ぷ円以というのは花屈の呼び名らしいが本桜より大きなhい花が咲き、のびのびした枝ぷりである。伊豆大向では」l二凡中旬からし人応接が咲きはじめ一月中旬尚凶となる。二月になると東京近辺でも淡紅・本肢が咲くυそして彼岸桜が花屋に出てくる。桜の最盛期を迎える内月の店都はひと月中花見で賑わう。御室の遅咲の肢が終り、五月になっても花背の’児で咲き続けている。京北から北向市一の火山政は冗刀からしハ月。北向道東却の千品川怯は七凡に咲くという。先程少しふれておいたが、乙の元日以と寒桜の追いは枝ぷりと花の大きさにある。寒桜の枝先は細く花も多くない。れに散り残った葉が晩秋の木枯らしを感じさせる。元日以の万は名前通りの華やかさ、枝ぶりがやわらかな山線で花もふっくらと大きく賑やかに咲いている。この写真をとった一週間後には満開でまるで中点の旦桜のようである。だがその盟桜とも少し違っている。里桜の枝はもっと太くて花もかたまって咲くようである。いつか謀桜、彼岸桜、里桜のいけ方の辿いを害いたが、乙の元円桜も枝ぶりをよく見定め、その感じを失わないようにいけて見るとこのような盗にいけ上がった。テキストの二二六号の盟校、二二五号の彼岸桜、二二号の寒桜と自分で見くらべてみたが、技巧は共6

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る