テキスト1985
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ナeト−’1LV0 フンア玉花器亦ガラス花瓶ピンクのフリージアと半羊歯だけのごくシンプルなとりあわせなのだが、いけるのは大変面倒な花である。向万とも茎が怪くて細いので注怠しながらいけていても、七分自ぐらいまでいけたところで何かの拍子でガラッと形がくずれてしまうレV〈はじめからいけなおさなくてはならないが新鮮さを見せたい乙のとりあわせでは花をくたびれさせてしまうわけにはいかない。くたびれさせる第一の原凶は向分のねらった花明に川執する乙とであるοしっかりした花材、例えば次の頁のような松の校はTJf配りをかけるだけでそれ自身の圭さでがっしりとねらった万向にとまり、他の花材の文えにもなる。作例のような花材は’H然にまかせて知児しない乙とが大切である。−卜向きになりそうな花はその形のままに一トがらせ、立てるより仕万のないものは立たせる。花に従っていけて行けば理想通りの百点満点とまではならないにしても八十点位の花になる乙とは惟かである。その八十点ぐらいの所で手をとめる乙とが大切なので、新鮮さに美しさを求めるいけ花に、もう少し、もう少しと欲張りすぎると今度はだんだん点数が下がってくる。ざつくりいけて新鮮さで点数をかせぐ。これから在先そうした花材が沢山山まわりはじめる。参考として読んで頂き名前を知っている北と、知らない花とでは視しみの程度が大きく違ってくる。d〈好きになった花の名前は川とか知りたくなるものである。向という花か知っていればその花の特徴もし人体覚えていられるが、いくらいい花だなと思っても名前のわからない花は忘れやすいものである。そ乙で今花の私的についての原稿を川いている私hリ劫どれ位のことを知っているのであろうか。川球卜一には約三卜尺万柿の凶刷物が野作しているというοそのうち花を咲かせる杭f植物は二ト五万柿だそうである。川本だけでもmf梢物が円zハOO柿その他の植物がじハ000利。これに川相や変利を加え、.出に刷工品府を加えると川万柿になるかはっきりした数’子は山ないだろう。だが私述が汁段いけてる花はそんなに多くない。そして名前もどく一般的な呼び点を正確に党えておくだけでいいのである。名前がわかればその花が何科の何Mで、その凶には仙にどんな府知の花があるかも知る乙とができる。そしてその原路地、野生ではどんな邸出で育っているのか色々と位保する裂しみもできる。その桂度の乙となら少し丁寧な解説のついたいけ花刑の花材不典でもことは起りる。例えば主い仰の友社の『いけばな花材大事典」だと植物学羊歯花の名前\ 4

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