テキスト1985
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みもの挿し末瓜満作白椿真国需品刊北刊W杭草花では三和挿し、五施挿し、或いは秋の七草をまとめた七碕挿しというのもある。今月は満作の紅葉が大変美しかったので木ぽ瓜り、’円椿を加えた三種を一株にいけてみた。枝物の生花では真、副、胴を主材となる枝物一一村でまとめ、留側に草花を一程又は二種そえるか主材の枝物に椿等をそえて二種掃しにするのが普通である。校物ばかりの三極挿しの作例はあまり多くない。おそらく形に変化を求めた場合まとまりが悪く、おとなしい形にいければ重苦しい感じになりそうに忠われるからだろう。だが色々な花木や紅葉類や実物の出揃う秋には季節感の深いとりあわせが考えられる。作例では紅葉の見事な満作、緑色の実と紅色の花をつけた木瓜を真、一刷、胴、真回、見越、内副に使い、留側の三枝は白椿だけでまとめてみた。校数の少ないとれぐらいの構成が稽古にもいけやすく、静かな秋の風情を無理なく表現する乙ともできるω出ヰが横拡がりの満作は別流しにとり内副を加えてバランスをとり、一副の途中から分かれた一枝を胴に見点てた。まだ花の少ない’円椿の濃緑の葉は重量感のあるように問、総四、控の三カ所にまとまりをつけてそえる。_.... ----種6

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