テキスト1985
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おうちせんだんおうちおうちひとでかずられん栴檀の実をいけておくと誰もが「栴粒は双葉より芳し」という諺を想い山して芥をかとうとする。だがちっとも芥はしない。当然な話で私達が現杭センダンとよんでいるのは十日名をあふち(おうち)といい、中間名は棟という樹なのである。中国でいう栴楠は存木の白檀の乙とで乙れは白檀科に属する半寄生植物で高さ3、4メートルになる。一万栴檀とも育われている棟の木は直待1メートル、一向さおメートルにもなる大木である。正月に上品な淡紫色の花が咲き、実は落長後秋山じに鮮かに黄色く熟する。北材として用いるのは初秋実の緑色の頃である。同径は日ミリぐらいで非常に鮮かなのでネックレスかイアリングにでもなりそうな感じである。だからとりあわせる花も和風な秋草よりもピンクの聞やアンスリュlムのような華やかな色彩で大ぶりな形をしたものがいいだろう。棟の枝先の実のついていない部分を切りとると、たくさんぷらさがった笑のかたまりを強調することができる。相当屯量がある上KE心の位置が高いのでT字配りの刈度をよく見定め、しっかり取りつけ、ねらった形にとまるよう工夫する。棟がしっかり邸閉まったと乙ろでデンファレを加え、水際のまとめに人手誌をあしらった。しっかりした太い枝物には必ず円の広い安定のある花瓶をえらぷ。花材がんば己とわざびやくだんびゃくだんか栴組(棟おうち)→アンファレ褐色刷花瓶せんだん栴檀棟おっち入手些イヒ(,位5

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