テキスト1984
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炉マスカット満作市十旬十ハ立4桔悦藤龍。姫円〈けグロリオーサ花器花器チーク材深鉢満作は他の落葉樹よりも紅葉するのが少し早いようである。八月の半ば過ぎ、何となく風が涼しくなったかな、と感じる頃には、少し色付きはじめた満作を、秋をよぶようなとりあわせでいける。大作には立派な鶏頭、作例のような小品には桔梗や姫百合が好んでとりあわせられる。いけ花展で大作にする場合には、枝ぷりのまま、長くいけても重苦しくはないが、作例のような小品で、校を短くすると、丸い大きな葉が重なりあって、ぼったりした姿になって、ちっとも初秋の涼風は感じられなし。思いきって葉を減らし、とくに上の方は半分位はとってしまうつもりでいける。自然の情緒をいけ花に写すとき、野山で見かける大きな樹木の姿の中から、どの部分をとり出して、いけようとしているのかよく考えておくことが大切である。松や梅のように樹形そのものに特徴のあるものは、その姿を写していけるが、満作のように一本の木のうちから、秋草の問にのびでた一枝の美しさをとりあげるものもある。その場合とりあわせも、その季節にどく普通に見かける、なじみの深い草花をえらぷとよい。初歩的ないけ方から始めても、中々奥行の深いのが自然趣味のいけ花である。京都新関連載の「花ごとろ味どころ」も、もうすでに十三回目まで作りおえて、その原稿書きに追われている。私の知らない多勢の人に読んでいただくのだから随分気を使ってしまう。流内の親しい皆さんに、話しかけるつもりで書いているテキストより、大分他所行の文章になっているようで、読み返してみると、どうもきまりがわるい。とれから掲載される分を紹介しておとう。七日十六日(月)@毛豆蝦仁(蝦と枝豆の妙めもの)@空心肉図(穴あき肉問子)七月二十三日(月)@バーベキュー八月六円(月)@白切鶏(鶏の酒蒸し)。仙濃豆腐(中華風絹乙しスlプ)以上御愛読下さい。花ごころ味ごころ冷加た茂八いw茄月煮を子十麺手壷三山焼日き(月噌朝汁食七献月薯I立三預;十葛手大日か旦(け煮月物、J鰯子辛芋煮の等白味3 。。

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