テキスト1984
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花材アリウム・ロlセンパキアヌム黄海芋トルコ桔便花器灰緑色小判却水披アリウム二本アリウム二本黄海芋一木間トルコ枯便三本11 黄海芋三木アリウム二本乙の作例は基木花型とはいうものの、どれとどれが真、或いは副という区別をはっきりつけず、応用花型へ移行する一歩手前の花型である。強いて区別をつけるとすれば、アリウムの左から二本目までが副。真中の二本が真。右の低い二本は控。胴は黄海芋とその葉、トルコ桔硬二輪。残りのトルコ結梗は留。その後の黄海芋が中間と見る。こういうことは太繭等細いものをトルコ桔梗二本沢山いける時のように、頁がどれとどれで副は乙れと乙れと区別をつけにくい場待。反対に大正松のように一本で何役もはたしてしまうものもある。その辺からが応則花型に入って行く訳で、左側に大王松が一木立っていれば、右側は留を低く出しておき、中間を小さくそえておけば控の必要がなくなる乙ともある。だがただ有山附すれば応用花型か、といえばそうでもない。基本花型の各枝の役割というものは省略されても何らかの形で残されているものなのである。例をあげて説明すると、控という役枝は右後で奥行を感じさせるためにある。控がなくても奥行は必要である。だとすれば他の枝でその補いをつけなければならない。基本花型のそれぞれの枝は皆役目を持っている乙とを理解した上で応用花型に入っていただきたい。盛花基本型立体副主型件:u'11] 宵.(!|同10

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