テキスト1984
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花カl?ンユイチふ小ひれラプチヨ段江(浦だん草つくも)ットグラス段だん江つ浦くも草つはくも、緑一色の江浦草とく皆さんのお宅や稽古場でも、夏のためにとガラス花器を出しておられると思う。冷暖房の行き届いた此頃のととだから一年中使えないととはないのだが、を多用するようになる。それも無色透明なものに冷たさが感じられるのが好まれている。だが難点として、中が見えるので、全面に細かいカットの入ったものがほしい。又うまくいけられたなら、毎朝必ず水をかえる乙と。剣山や、本一はかくせても、茶色く掛った水だけはかくせない。床の聞にゴミ袋をおくようなものである。らべてしなやかで柔かい。そしてその白い部分がくっきりとあざやかな所が涼味をさそう。江浦草を主材にとりあわせを考え、紫しら蘭んとあ紫じさ陽い花を配してみた。との紫闘の葉は縁の白い品種で、普通より花が少し小さいようである。段江浦草が形の主になるが、いけるのは紫聞からはじめた方がよい。紫聞は葉が対生しているので、少しずつ向きをかえながらいけて行くが江浦草を先にいけておくと、紫闘の葉がひっかかって動くので何度もなおさなければならない。茎の柔かいものは、あとからいける方がよい。次に紫陽花で水際をととのえてから江浦草を挿したが茎が細く柔かいのでど乙へでも自由にとめられる。やはり夏にはガラス器連載の開始以来、格古田や研修会の自には、料理の乙とが一しきり話題になる。先円も白丁の乙とを話している間に研ぎ方の実習までやってしまった。だが皆さん料理には大変熱心で、参考にさせていただいて以る事柄も多い。京都新聞社から大体第二、第四水曜日に取材にきていただいている。買山しは前日に素子と錦小路ですませ、その日のうちに下どしらえしておく。錦小路でも長年の間に買う店がきまっているので安心して使えるものが手に入る。だが中川羊料理材料の専門店がないのは不便なことである。戦前、神戸に住んでいたが、元町の一つ南側の中唯街では色んなものが揃っていた。そして辺りには一極独特のにおいがあって今でもはっきりとおぼえている。肉屋の店頭にぷら下げられた焼豚、vh腸(中唯式ソーセージ)、鶏の丸焼、火腿(中草ハム)。薬屋とも乾物屋ともいえる店には、乾貝柱、乾海なま川E、乾あ飽わ、びピ皮l蛋、魚趨(鰭の鰭)、蒋辛料の色々と何でも揃っていた。その頃私はまだ子供だったのに、どこの店に何があるかをちゃんと知っていた。思いかえしてみると奇妙な子供である。六月内日(月)花ごころ味ごころ紫蘭紫陽花者lt4

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