テキスト1984
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F」・9らっきょうアリウム・ギガンテウム(白)白地薄緑コンポート花器そろそろ畠に葱坊主が出はじめる季節になってきた。花屋にも観賞用切花となった葱坊主が何種類か飾られるυ大きいのは直径叩センチ以上もあるアリウム・シュlベルティ。次にこのアリウム・ギガンテウム、アリウム・ポールムHリlキ等がある。アリウム・ギガンテウムは、直径が日センチ程になるので、中作以上によく伎われる花材だが、短く切りつめると上の作例のような、小品花としてもいける乙とができる。右側のギガンテウムは花器の大きさと変らないが、ピンクの毛玉のようで、重量感はない。左に2本挿しても不安定そうには見えないοそして花器の青いリンゴのような色との対照が美しい。そ乙へとりあわせる花は色々考えられる。白い海ヂ、白いアイリスや花菖蒲のように茎や葉の細長いもの。紫色の花なら、鉄線のような濃色のものが色の対照がはっきりするので両方が美しく見えるοその場合鉄,料は低く使う方がいいだろうοアリウムは百合科の葱の仲間で、妹韮、玉葱、葱、元京、主等がふくまれるυ栴古によく使われるのは、リlキとよばれているが、栽培中に茎を人工でまげたものが売られている。花屋から持ってきたものを、そのままいけると、部屋が葱臭くなって困る乙とがあるυそれは茎に薄皮がついているからで、薄皮をむいて水洗いすればにおわなくなる。アリウム・ギガンテウムはテキストを読み返してみると、毎年のように使っている。昨年の7月号には、ギガンテウム2本を短くいけ、擬宝珠の葉。一昨年の6月はパンダとギガンテウム3本を低く挿しているが、乙の作例と同じような使い方をしている。まとめやすい形として良い例なので参考になると思う。r、ινr−F、咲水仙房8

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