テキスト1984
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主目品4川4’J知71EH,ぽ〈−F14H今年は寒さが例年より少しきついようだが二片ともなれば、各地の栴の便りが話題にのぼりはじめる。京都にも栴の名所は多いが、私は家に近い御所の庭へ行って判く眺めて帰ってくる。一一刀の栴は、お正月に主にいれて開花期を早めた梅とは何となく追うような気がするν庭木や盆裁にするような、ちゃんとした名のある高級品種も見られるようになる。生花としていける栴は、できれば太目の許木か古木の幹がほしい。そしてそれに花のついた枝をそえて古来の梅に刻する感悼を表射してみたい。又生花では枝の交差を嫌うがそのために枝をあまりきれいに整理しすぎると砲の風情がなくなってしまう。梅の古木の剛直な姿を覚える一番良い手本は水墨一面だろう。幹から下り気味にのびて先の枯れ折れた老枝その老枝の途中から垂直に立ちト.がる川市枝υ梅の生きて行こうとする盗が適確に仙かれヱいるωこれから梅花の季節となる。多くの梅の木を見、梅の絵を知る乙とによって向分のいけ花の梅もより良くなって行くだろう。tr 7 栴

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