テキスト1984
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円円円川染付尊型花瓶接めのきかない蝋梅を生花にするには、校ぷりよく見きわめながら、いけ上がりの盗を想定するυこの生花でも真になる枝と副になる枝のそい具作を充分に考えてから枝どりしているο真になる枝でも右勝手に見た時と左勝手に見た時では同じ一本の枝が全く追った感じに見えるものであるο真にしたい枝よりも先に副に是非使ってみたい校がきまるとともある。そんな場合には副をヒにした花型となるだろうから真の枝には派手な姉がない方がいけやす写真の作例は花屋まかせの一把の蝋梅を何とか枝どりしていけたものだが、副の枝が水際の少し下のあたりから手前に曲がっているのでどうしてもこの刈さにしかとれない。真の高さにくらべて副の山口がうんと低くなるので、留も低くさし出して何とか形をまとめている。その上で蝋梅の複雑に交差する校の感じと、豊かに咲く黄色の花をできるだけ残したいので小枝の整理は最小限度にとどめているυいけ上げて四、五日たった今日は満開で、芳香が他の部屋まで流れこんでくる。品以栴6

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