テキスト1984
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アンスリュミリオクラダス花器白色花瓶十月になると桐の実が熟し、来春咲く花の菅をつける。写真の先の尖った楕円形の方が実で、黄粉をふったような丸い小松が菅である。桐は図ーのように枝が横に山て途中から轡曲して枝先が上にのびる。大体図1のととろから切って使うがそのまま自然な形にいけようとすると水につかる部分が水平になって投入にも盛花にもとめにくい花材である。投入にする場合に図2のような口の広い花瓶を使って浅く挿して枝先が立ち上がる形にいける。図3のように口の細い花瓶を使ったり、口の広いものでも深く挿すと枝が点線の方向に倒れて哀向になってしまうリ作例では右下の一本だけを倒して調子をとっているが全体としては枝が立ち上がる姿にいける。とりあわせとしては普通より感じを変え、アンスリユ|ムと緑としてミリオクラダスをそえたが、お正月向きに格、水仙をそえたり、新松K問、桐というとりあわせも上品ないけ花である。判、』』~〆一ー一一=?・圃園田’Fム4同10

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