テキスト1984
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e lc,,、、’Lvjv。 すぐしんi長hd?55PプE黍は古くから使われている花材である。時代によっては五殺の一っとしていけるのを禁じられていた乙ともあったが、室町時代に狩野宗祐の描いた「黍の真立花図」が残されている。黍一本を直真に立て、紅白の菊で彩り、流しに枯松を使った上品で力強い立花である。しっかりとした真直な太い茎が大粒の赤黒い実のかたまりを支え、それを受けるように巾広い葉がしなやかに反っている。閉じ稲科で秋草の代表の薄とは大分趣が異なる。そのような特徴をつかんで野趣のあるいけ花を考えたなら、とりあわせは和種の秋の草花に枝物を低くそえるといった感じのものがよさそうであるυ又黍の実の黒褐色のかたまりの強い美しさを生かそうとするなら、低くかため、はっきりした色と形の花ととりあわせるのもよい》私達が黍を手にいれる先は大体花屋からだが、新しくて、葉のいたんでないものは少ないυ良い葉のついているものなら、どく無雑作に上の作例のようにいける乙とができるが葉の悪い場合にはとってしまってかため、明るい華やかな洋花といける黍(きび)鉄砲宵作花器染付花瓶桐5・‘・・・.・,haコ2戸、剛丈、,,.:.1t 材8

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