テキスト1983
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対出展マンザニータ二府どうやら梅雨に入ったらしい。二三日前から曇りがちで、時々小雨が降り、加茂川の流れも少し勢い付いたようにみえる。今年は年頭の「新春いけばな展」にはじまり、随分忙しく花をいけ続けてきた。そして先日の、いけばなは」展が終って、ようやく一息ついたところである。そういう時の静かな雨音というのも悪くない。その上テキストの原稿はこの頁を吉き上げたら終りだと思うと、別に明日から刊く似になるという訳でもないのに何となく解放されたような気分になってくる。側鉄州だが少し気持ιゆとりができると前から作ろうと思っていた生花の木のととを考え始めたりするので結局の処落着いてもいられない。との計画については、幸い生花の研修会ごとに作っているテキストが三年分たまっているのと、倉敷に伝わる作花の乙とも大分わかってきたので、それをもとにして、誰にでも理解できるような教則木を作りたいと以っている。父も「専浅生花行事」という良い木を遺してくれたが、教則木として解説の足りない所もあるので補う必要があると考えている。よの写真は「いま、いけばなは」展の出瓶作である。先月けで解説しておいたので参照しながら御覧いただきたい。「いま、地「いま、いけばなは」花材作r川討(白紫・水色)

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