テキスト1983
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乙の花器は素焼で、植木鉢と同じような焼き点の山け花いけである気来に使える雑出の類で、多分ドライフラワーをつっζんでおく位のつもりで作られたものらしい。ピンクのカーネーションと斑入りのクロトンをいけてみたが、ど覧の通り簡単ないけ花であるとしては玄関や、飾り戸棚の上などを想定しているu十一系焼なので色んな花ともよく調和るu時々買ってみるが飾る場所によするο此頃これに知した量産品で、従来の花器とも少し追い、V〈所間民芸品のような泥臭さのない陶容やガラス器、或いは木製品が沢山山てい飾る場所の人がうまく花がいけられるものですね』と讃めてくれることである。良い花誌を使った時にはそうはいかない。っては良いものである。そんな雑器を使って得な点は大抵『へえl、こんなものにでもとくに工芸品の好きな人にかかると花誌だけ感心して帰ったりするu出された御川判定に手をつけず、お川をほめているだけの無礼このkない人だと思うυそういう感受性の鈍い人はどうでも良いとして、花器としてまず揃えたいのはやはり木筋のもので、少しずつ買って行っていただきたいuそして自分の技仙の進歩につれて、花器を見る目も向上させて行くような楽しみも見付けてほしい。ロクUhン カーネーション1巨器(素焼m1E器〉4

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