テキスト1983
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方々の杭古場でもそろそろ篭の花を始める季節になってきた。軽やかな感じを出すため、いける本数は普通の崎花や投入れより少なくてすむから稽古にも上質な花を使うようにしたい。為朝百合のようにしっかり@鉄線姫百合矢筈薄花器H手付篭したものなら青葉をとりあわせた二極いけ。桔梗、姫百合、あ前ずみのような小型の草花を五種類程とりあわせてまぜいけ医すれば笥に可愛い色彩が溢れる。作例では落し筒の中に小さな剣山をいれ薄を挿してから鉄線をいれた。航行合を後からのぞかせると全体の色がよく浮き出てくる。花菖蒲紫陽花サンケイ新聞六月十八日掲誠小菅さんの家は代々竹篭を扱っておられる。だから他国を前にした時にはどんな花がいけたいのかはっきりした考えを持っておられる。丁度テキストの写真をとる所だっ花器HH草刈篭たので花材が豊富Kある目だった。作者H小菅院側何をえらぶかなと思っていた処、案の定昼間私が城陽で採ってきた花開紺の聞き加減のを七木、紫陽花二木と適確なとりあわせである。まず一品低、奥行をとりながら花甘い加の花をいれてから紫陽花で花篭の上部をまとめ、最後に花菖蒲の葉をそえて全体がまとまりをみせた。草刈篭というのは実物は直径叩センチ位ある農事用の篭である。だから花をいけるにしても、ざつくりと背中の篭にほうりとんだ、という感じがほしい。左へ斜に出ている花古山にそれが感じられるが、紫陽花の葉はもう少し整理して対生する葉の形を見せた方が良いようである。/〆W雌ぬ』旬、、、\、⑦10 /

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