テキスト1983
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貯むりそう吋むりリアリスカラジト霞草花器黒色手付花瓶乙まかい花がむらがって咲く植物は色々あるが、レースフラワー、煙くとらえた名前である。いけ方も似通っておりヴェールのように使うことが多い。乙ζでは少しずつ巡った形にしてみた。レースフラワーパラ(濃亦色)レースフラワーに似た咲き方の花に、う商い香告ょ、う女おみ郎な花えし、し独しう活ど等がある。いずれも立姿を横から見るようにいけるのが一般的なあつかいだが、前に倒して花のひろがりを見せ、それをすかして後の花の色をひき立てるようにする乙ともある。との作例ではパラ七本のうち二本は長くとって前に傾けて低くっき出し、左右にものびやかに二本いける。後の三本は前と横Kのばした四本より短くとり、中央部が一両くならない方が良い。そうしておくとレースフラワーの立てた時にパラの頂部との聞があいて、その横姿がはっきりしてくる。レースフラワーを前に倒してレースのヴェールのように使ったいけ方は四月号花、グラジオラスといけたものを参考忙していただくとよい。煙草花笠菊煙草は花屋ではスモークツリ!ともよばれているが、はぐまの木のζとである。南ヨーロッパからヒマラヤの原産で、落花後に花柄が細くのびてその状態が煙のように見えるところから開草、或いはスモークツリ!と名付けられた。日本には明治初期に渡来しているが、花材として多用されるようになったのは戦後のととである。花笠菊は農家の庭先等でよく見かけるが、安価な花である。明るいオレンジ色が煙草とよくあいそうなので白木位をかためていけてみた。乙のとりあわせをピカピカ光る銅の壷K挿してみたが色あいが何となく巾近東的な感じがする。煙草は葉をとってその問から強い色の花をのぞかせるのも美しい。霞草リアトリスカラジュ1ム霞草にも色々種類があるが、六月開花する八重咲きの宿根霞草がしっかりしていていけ上がりの姿が最も良いようである。咲き終っても花首が垂れず、色もやや黄色味をおびる位で、そのままドライフラワーにもなる。花を目立たせ、細い枝をすっきり見せるため葉はとっていける。リアトリス七本は高低をつけて百立させる。その前に長草を挿し、カラジュlムの葉をうるおいをあたえるためつけ加えた。ニエ9 iλ う草そ、霞草等は咲き方そのものをうま

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