テキスト1983
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た己ぷ白さんどうちわノlチラス(オlム貝)アンスリュlムアンスリュlムの葉花器製禍色角瓶見えるが、実は蛸、烏賊の類である。ニュlカレドニアの水族館に沢山飼われていたが、只殻の開門部を上にして、目玉と烏賊のような足を出して、色とりどりな珊瑚の問をゆっくり泳ぐのを見ていると時間のたつのを忘れてしまう。日本近海にも同類の蛸船というのがいる。子供の頃紀州の田辺湾で、波の静かな自に、一度だけ五、六匹が行列しているのを見かけたことがある。船を近くへ奇せるまでに姿をかくしてしまった。幻のような記憶である。ミリの真鍋線を通して、不ジでとめる。角材にノlチラスを出したい方ノlチラスは巻貝の一一仰のようにノlチラスは巾央に穴をあけ、四NAUTILUS 向に合わせて四ミリの穴をあけ、接着材を流しこんでおいてから真鍋線をさし乙む。貝というものは一見軽そうに見えるが、成分は石のように重い。少し大きい貝には丈夫な支えが必要である。あとは色んな花をとりあわせるととができる。作例ではアンスリュlムの花と葉を一絡にいけてみたが、簡単な梢成で色調もいい。ζのあと色々ととりあわせを変えてみたがHり煙むり草そうを下にむらがらせて濃亦色のパラを押しそえたのも花釈によくあってどっしり落清いたいけ花になった。貝知はいけ花の花材としてよく使われるが、珊瑚や出藻矧も一般化されて花出でも売られている。珊瑚ではシl・ファンとよばれている団扇状のものが好まれていて、黄、黒、赤茶色があり、いけ花展の際には会場に変化をつけるのによい材料である。海藻では毘布の根を時々見るが他に乾燥させて使えるものはまだまだありそうに思う。流展の時、はなが昆布の根を使っていたが、陸上にはない形の植物なので変った迫力があった。これから夏になると海岸へ行くととが多くなるが、ほんだわらや、ひじき等も長いまま上手に乾燥して、明るい色の花にそえれば、夏の楽しみも多くなる乙とだろう。ノlチラスがしっかりとまれば、3

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