テキスト1983
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ひかげ由かつらかしわメh、L1k −主巾 新緑の季節に深山南天、鉄,制、鳴子百合、間違いのないとりあわせである。ありふれているだけにかえっていけにくい。いけ上がってから深い山陸のほの暗さが感じられたり、清例な渓芥が自に浮かんだりするようになればよいので、はじめからイメージをきめでかかると中途半端ないけ花になる乙とがよくある。普通で素直な上に自然調なとりあわせの花に強い主張を持たせようというのが間違いであろう。静かに語りかけてきてくれるようないけ方にしたい。それには一本一本の校を優しく扱ってやらなければならない。枝を切りつめすぎたり、無理に曲げたり自分の思い通りの形を求めて作り過ぎないように注意した方が良い。五月i六月は野山に出かける機会も多くなる乙とだろうが、注意して眺めていると、新古で使った草花や樹をよく見かける筈である。もうそろそろ斜丙合も咲き始めただろうし、小さな野の花も次々に見付かり、思わず足をとめてしまう乙とが度々だろう。今日はどとまで行きつ乙うという山歩きの人と同行したら、多分嫌がられるだろうと忠う。野や山の花を見に行きたいなら、同じ目的をもった人と一桁に行った方が良い。二人で見る方が見付ける花の数も多いだろうし、後で語り合う乙とで記似も確かになるだろう。の木や花とは分頬学上の区別は知っておく方が良い。羊簡植物の中には木賊や日蔭蔓の類があるが、いけ花に使う羊歯とは別揮のものとして扱われている。谷渡りや玉羊閣は洋花ともよくあうので珍しくない花材だが、いけ花展には欠かせない羊歯であろう。又ヘゴのように業の長さが2メートルになるような雄大なものもある。白木極味のいけ花には紅羊歯や一つ葉のようない胞の羊歯も大切な花材である。パイナップル利のアナナスは花も葉も美しいが近頃は殆ど使っていないがチランドシア系統で茎がなく、根も発達せず、空気中から水分をとって屯糾に付許したり、大木の幹K昨比したりする、チランドシア・メという系統の小型のものは一度釣り花に使ってみたいと思っている。仙に蛸の木科(パンダヌス)では沖縄のアダンを葉と一緒に実もいけている。従来よく伎っていたのは斑入り蛸の木(パンタヌス・ベッチl)で向い縞が入っている。葉のい棋の刺が鋭いのでいける時には気をつける。ゴムは桑科花属し、精古にもよく使われていたが近頃見ることが少なくなった。柏ゴムというのもあったが水揚げが恐く、二日自にはねずみ色に変色しはじめる。秋海裳科のベゴニアも使うととがドlサや、チランドシア・カプl卜鉄深市天r\弘子百花器備前焼花瓶14

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