テキスト1983
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・つにけている。ブル!の濃淡のパックに雲丹の穀、独取茨の根、パンダ、デッフェンバキアで金色の花棋を使っている。会場の人日を飾るいけ花としては優しい夢があり、流展の雰囲気を和らげ、楽しそうな会らしいなと期待させる。J糸4Jから六作付制く渚コーナーは、導入部として民たした役割りは大きい。桜子は藤三色(紫、白、ピンク)ののびのびとした花に深紅のパラを奥の方にそえている。いつの間にかこんな大きくて、扱いにくいものを向分でえらび、私達の手をかりずにいけられるようになった。向かい側の私の立花と対照的で会場の最終部のまとめとなっている。はなは渚コーナーに銅板を打ち出して作った似を主材にしている。手をすりむきながら、ト旬日学校から帰ってからトンカチ、トンカチとやっていたが自分の魚ということで熱のいれ方も大変大きかったようである。村昆布をとりあわせて微笑ましい花席となった。いけ花展を開催して恕い山として特の心に一審残るのはいけとみ中の的景であろう。瀬津先生も最後はシャツ一枚になって頑張っておられたし北村先比はモンペ姿で御白分の社巾の川をとびまわり、小制な山有国先生も花をいける時は中々粕力的な感じを・つける。問山県木部からも揃っていけ乙みに米て下さったが、市小作先生も花をいけるのが無上の楽しみのように見える方である。ζうして初日を迎えたが、朝から米綜が多く、応接に忙しかったが、私達のいけ花への批評はやはり、色の使い方が非常に優れているという乙とであろう。それには会場装飾、北と花器との注意深いとりあわせとそれにもまして大切なのは、一木一木の花が生き作いきしている乙とであろう。どんな良い会場で、どんな美しい花を使っても、生気を失った花が一本でもあれば、その会場にはりつめた色彩の調和は崩れ去ってしまう。削の手前しの重要さはそとにある。皆様の御努力で閉会迄良い状態を保っととができたのは蛸しい。h5

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