テキスト1983
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投入れ斜体留主型真・::赤芽柳副:::赤芽柳嗣・::・ミリオクラダス留:::赤芽柳・ミリオクラダス中間・:パルビ、不ラス(黄色)控:::パルビ、不ラス(黄色)花器(褐色紬花瓶)温かく柔らかそうな猫柳の花穂は早春の優しい草花に欠かせないとりあわせの一つである。乙の赤芽柳のような大きな花穂もあれば、行李柳や小豆柳のような小粒のもの。真黒な黒穿柳。それらは日本調の静かなとりあわせにも、ポピlやスイートピー等と明るくいけるのも華やかでいい。乙の投入れK使った花器は、口の開いたものなので、テキスト制号の9頁下段の⑤・⑤図に解説した十文字配りをかけておくとよい。柳はまず副になる枝からいけ、その後に副と同じ位の高さに真を直立させる。その二本をとめてから‘それより短い枝を加えて厚みをつける。次に留になる柳を右斜前に向かって長くのばす。真、副と留の聞を充分とっておくと中問の黄色いパルビネラス三木がゆっくり入る空間ができる。控は右奥で後へ反らせ気味にいれるとよい。パルビ、不ラス5本の中で一番小さいものを、柳の真の後に低く、見え隠れに挿しておくと控の補助枝の役にもなり奥行が広くなる。ミリオクラダスは胴では長く前にのばし、留の柳の出口にもたっぷりそえてやる。ついで中程、後の方Kもつけ足して、前から後までミリオクラダスが続くようにしていけ上がる。10 留

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