テキスト1983
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スィ!トピ花器焼締め花瓶唐LWも水みず木きの実をかためて同系色で色をしだ羊歯類の中でいけ花に最もよく使われるのは玉羊歯であろう。熱帯、亜熱帯に広く分布し、日本では静岡県の海岸地方まで北上している。根茎から細い針金状の枝が多数のび出し、その先が新しい芽になる。その根の校の途中に直径1佃から2仰の球が沢山つくので玉羊歯とよばれ、その球は貯水器官と考えられている。葉の長さはもなる。近頃は叩佃位の長い葉が花屋で手に入るようになったので以前よりも有用な花材K変ってきたともい’える。玉羊歯はカーネーションやスイートピーのような葉が小さいか、或いは葉のない花K緑をそえるために使われてきたが、長いものなら形としても充分美しく見せる乙とができる。乙の作例ではピンクのスイートピーを高く群がらせ、下に渋い紅色のきめ、開力性のある玉羊歯を左にのばして形をととのえた。花器は淡い茶色に黄土色の二色にほかされた柔かい感触の卵形。小品いけ花に向いている。五頁のラッパ水仙・菜の花の小品いけ花やζの頁のいけ花は、共にわざわざ稽古しなければならないものではなく、平生習い党えたととを、その時の思いつきで生かせば良いだけの小品いけ花である。mmから1m以上に・玉羊歯唐古水子木き7

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