テキスト1983
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みずみず新春いけばな展主催いけはな闘(京都)京都新聞社・KBS京都後援一月五日G一月十日京都新聞七附ホlル京都府・京都市落葉松の幹や松琶の褐色と三光松の緑、それにシンビジュlムの瑞々しいグリーンが花器の黄色と定しい調和をみせている。花器の上部が白いので、その色の移り変りに明るい品の良さが感じられる。とりあわせとしては、がっちりした柿成的なものであるが、いけ上がりは色彩がまず自につくいけ花である。花指は御主人、竹内良三郎氏の作品である。竹内慶陶・作(2頁下)カトレアは普通一輪か二輪を主材にそえて使うが、良いカトレアなら主材として三十輪も集めてみると、中々見・厄えのあるいけ花になる。とのいけ花では枯れきった木の根の灰色をカトレアの色を浮き山させるためにとりあわせたが、予想通りの効果をあげているυ所々に民草のドライフラワーを補助色としてさし十一台にしっかりした、グリーンの角型花瓶を用いたυ川合慶陽・作(3頁上)(巾2m・高Mm)との頃樫子は柔かい色彩本位のいけ花から、構成を主にして形のしっかりしたいけ花に興味をもち始めたようである。今回のいけ花展では木瓜の幹の鉄骨のような強さが気にいって、主材として選んでいる。海芋とのとりあわせは中々難しかっただろうが、デンドロビュlム・フアレノプシスを配してうまくまとめあげている。花器は近藤雅子さんの作品である。桑原棲子・作(3頁下)日本の心作I/ /l司'>-3

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