テキスト1983
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うめもどきひれ菊(海老茶色錦木)クロトン⑤枝の錯⑧花器ク料水撚チー錦木は岐にコルク質の鰭があり、その変った枝ぷりと、出めやすいというとともあって、生花は勿論色々変ったいけ万をされているν上の作例では、できるだけ鰭がよく見えるように葉の落ちた校を真直に立ち上がらせているυ枝の先端の形も而白いので似めないように残しているο鰭は折れやすいので、なるべく水際に近い所を握って押すようにしたいυクロトンは葉を正面に向けて少し両低をつける。錦木の線と、クロトンの而を対照させると形ができあがるν菊は海老茶色の中輪で、チーク材の木彫りの色とのつながりが良い。水際には菊の葉をたっ丸りそえて、錦木の立ち上がりの盗をひき立たせたい。錦木の枯枝に茶系統の花、葉、花訴をとりあわせた秋色のいけ花であるu梅擬には紅白ニ和知あり、一絡にいけることもよくある。同府のもののせいか、いけあわせてもしっくりとうまい具作におさまってくれるu後には乙れも鉄線の白と紫という同種の色変りの花をのぞかせてみたが、兄弟二組のようなとりあわせである。白梅凝の白は少しクリーム色がかっていて鉄線の純白との色相の差ははっきりしている。晦擬二荷の点状の色の後にある紫と白は大変鮮やかに強く浮きでてくる。④のいけ花は線と而、乙の⑩のいけ花は点と面を対照させた構成といえる。枝ぷりは荒いが花器の上品な白磁ととりあわせられると余分な色彩がないせいもあって、ひきしまった都雅な感じがするいけ花である。茶色を主にー』③ ムt句8

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