テキスト1982
90/152

盛花基本型リアトリスドラセナ鉄線(白水盤)乙の盛花では胴と留に掃されたドラセナに主力をおいており、胴主刑一と言える花型である。株のままいけるととの多いドラセナは盛花の場合乙んな形にいけるか、左側に三本縦に三本連らねて真、一削、胴といけ、右側に他の花をいけたりする。胴に主力をおいた場合には当然の乙とながら、副や其を少しひかえ自にする乙と。基本型で習得するととの中で大切なのは一杯のいけ花の中での強弱のつけ方を覚えることもその一つであるο例えばこのいけ花では緑K鮮やかな白い線の入ったドラセナを美しく見せたいので、リアトリスをとりあわせ、鉄線をあしらっているのである。リアトリスの淡紫色がドラセナの白い部分を強く浮き出させてくれる。ドラセナの株の下の方の古くなって黄色くあせた葉は取り、胴と留と並べて重なり合う葉を整理し、花器の前の方に二本角度をかえて挿してみる。乙の際足もとの透けるような所には整理した葉のうち美しいもので囲っておく。同様に中間のあたりにも必要な葉をつけ足してドラセナの形をととのえてから他の花をいけると、ドラセナを主にしたいけ花が出来上がる。斜体胴主型10

元のページ  ../index.html#90

このブックを見る