テキスト1982
57/152

(花器・青銅立花瓶)桜の生花は、晩秋の寒桜から始まり、元日桜、彼岸桜と続き、乙の皇桜で春の最盛期をむかえる。各地に桜の名所は数あるが、桜の品種が多く揃えられているのはやはり植物園であろう。京都の植物閣にも行和以上あるそうだから、それぞれの品和の開花期にあわせて見に行くとよいだろう。参考のために桜の品種の系統を大別すると⑤山桜系@染井吉野系@里桜系で木桜とよんでいるのはとの系統のものである。。緋寒桜系元日桜はこの系統にはいる。@一条桜系等がある。本桜ともよばれる山桜は、彼岸川枚、京〜桜とちがって枝が太く花も八豆の討咲きのものが多いので校数は少なくてもよい。細校の本桜咋はしっかりした姿にいけようとすると使う校数がどうしても多くなり、いけ上げるのに相川手川がかかるが、旦桜の方は、普通の大きさで枝数を多くすると術開時には花のかたまりにしか見えないような作花になってしまうοと乙ろが旦桜の枝は太くしっかりはしているが単調な枝ぷりなので、手にした枝の中から何とか変化のつけられそうな所を見付け山さなくてはならない。うまく枝どりして長さによって、引か期間にそんな枝を用いると豊かに咲く型伎の感じを写しとる乙とができるνだから出以はいけ花展なんかで大きくいけるのに向いた桜といえるν校物の生花には大樹の自然な盗を縮小しながら、その雄大さを感じさせようとするものではあろうが、枝振りがあまり大まか過ぎると作通の大きさにはいけられないととがある。彼岸桜やみ一桜に対する旦桜と同様に対照出来るのが赤松と沼市松の追いである。黒松は柴も大きくまばらなので相等離れた所から眺める大型のいけ花に向いた松である。乙の化一花では一削流しに形どったので真と一削の闘にも枝が必要であり、若枝の瑞枝のような告をつけていないのを後方にあしらって、重くならないようにしている。@大島桜系@彼岸桜系園芸品種で種類が多く、花尾。豆桜系@霞桜副流し里桜系11

元のページ  ../index.html#57

このブックを見る