テキスト1982
52/152

真ー花一本葉三枚十莱別ー花一木葉五枚葉三枚そろそろ、あやめ科の花のシーズンに入ったので改めて杜若のいけ方を解説してみよう。三月の末頃から出始める社行は他のあやめ科の花の生花の基礎的な花材でもあり、いついけても楽しみがばきない。親しみが増すにつれて初めの間は気付かなかった美しさにも少しずつ触れる乙とが山来る。杜新のいけ方をよく理解すれば、他のあやめ科のいけ方との追いも来に覚えられるようになるので充分間占してほしい。昨年の四月号のテキストにも三体のいけ方をのせているが、参考にしながら乙の稿を読んでいただきたい。水仙や社若のような葉相者とよばれる生花は内然のままに組み上った葉を一度解体して組みかえていける。白然のままでは、日のwJり具合、風や,町碍物のせいでのびすぎたものや乱れたものが多くて雌花にさえいけにくいものが殆どである。まして一定の花型にあてはめての上で、その自然さを生かしたいという場合は葉組という手段が必要になってくる。あやめ科の杜若、花菖蒲、荒地(いちはつ)の来先は鍵形の爪がある。ζの爪は必ず葉の下部の割れ目のある方に向いている。そして必ず爪は中向になる。中央の若葉は左右いずれかの一片い葉の方に爪花留官{Jc'! 6

元のページ  ../index.html#52

このブックを見る