テキスト1982
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椿が咲きはじめてからもう充分四カ月はたっている。裕士ロにも何回か使った頃だと思うので下図のようなけぼの)、左の少し小さいのが白椿、その間にあるのが佑介(わびすけ)中央の上にト伴(ぼくはん)一・・一一・曙J一トノ一てした。花器は灰白色の真四角な水盤椿五種の盛花を参考のため掲載しみた。右端の大輪は曙(あ、左へのび出た枝には花のない照葉椿を配で椿の葉色がひきたつ。花型としては低く前後左右に這うような枝使いだが、乙のような形の方がいけやすい。何本もの椿を立ち上がらせていけると水際にも葉が必要になって、葉ばかりが上から下までかたまりあい、重苦しい姿になるのでこのようにいけてみた。乙乙暫くの間色んな椿が手に入ると思うので試してみて頂きたい。左図は雲竜木瓜にト伴椿である。木瓜の花色は白、ト伴が真赤なので白地に黒の掩落し模様の花器が大変美しく見える。とのとりあわせなら青磁や染付の花瓶にもよくあうのではないかと思う。椿の葉色の美しい聞に充分いけてほしい。八椿の花色〉H淡桃色佑介H曙より少し濃目の桃色ト伴HH赤白椿HH純白(薮椿の系統らしい)域機議一一’.. 仁ヤ吋寸1一10

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