テキスト1982
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〈表紙の花〉上の牡丹は円、文中のは淡いピンク。在闘の実と葉をあしらってみた。花抹は平たい口の小さな花瓶である。中に剣山をいれてとめている。本仙や社若の生花をいけても中々おさまりが良い。ζの牡丹は所調答牡丹ではなく花は大きい。界的の実とよくうつるとりあわせである。ト朴附も閣の系統としてはシンビジュ!ムに属するが大分屈が異なっている。殊に葉は東洋画の画題として親しまれているだけに扱いには気をつけたい。南画の手本写を参考にすると乙うした文人的な花をいける要点がよくわかるのではないかと思う。シクラメン家庭での食4のいけ花というのは実際にはこれ位の大きさでよいのではないかと思う。そんなに大きなテーブルを使っている−訳でもないし、その上調味料や蓋物等いろんなものが数多くのせられている。乙れなら織に調味料の小瓶があってもいいし、低くいけられているので倒れる心配もない。スイートピーやラッパ水仙も乙んな形にいけられるし、アネモ、不、ガーベラルふも使える。栴、椿、木瓜等は日本料理向きといえそうだ。食卓の花

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