テキスト1982
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フランスのプロヴァンス地方の土人形。以子が乙の夏に買って来てくれたものである。日さ加畑、は真赤な頭巾をかぶり両肩に網をかけ魚を手忙している。立派な常をはやし男らしい太い眉をしている。女の方は銀笈で首からポットを4個ぶらさげているυプロヴァンス地方のどういう人達の姿を・つつしとったのかは知らないが両方とも堂々として威厳のある顔つきをしている所が良い。紺色の粗い毛織のテーブルセンターの上に世いて、雲丹の殻をそえてみると中々調子が良い。雲汁は紫色のと亦いのとで、中に砂をいれておもりにして、スイートピーの、白、ピンク、紫で同色の雲丹と美しく調和する。か土男の方プ口ヴァンスの牙5人20

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