テキスト1982
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υuるυ後は紅船か白梅か、或は一重咲お正月の花には必ず一瓶は栴か松がいけられる。専に入荷した梅は元自に開花するようムロか似室にいれられていたものであるυ桓矧は一定しないが品質の良いものは群馬や福島の品だという、X花屋によっては特定の農家から門抜買って来て定まった得意先用の品を確保している。枝のしまった良い栴も松同様値段のはるものだが、うまくいけ上がった時の気分は一年のしめくくりとして最上のものであるν栴は園芸植物としての防虫が古く食用、観賞用に広い需要があったので品種が多いし花の変化も議人には中々分からないが最新凪芸大昨山花は花梅二三一品析、実晦二一品約の合計二五二品称があげられている枝変りとしては枝垂梅(しだれうめ)、主竜栴(うんり?っぱい)といって枝のまがりくねったものがあか八重咲かの迫いぐらいしかこのテキストの説明では出来ない。正月用の仰は大てい白梅の一重咲で校ぷりの良否だけで値段がきまるようであるどく少量雲竜梅も入荷しているが、かなりよい花屋でないと見られない。お正月のいけ花に最もよく使われるのは松、次に梅、千両となるが近凶ではそれらにシンビジュiムがそえられる乙とが多い。ロ月から2月に咲くものは低出に強く、色もおとなしくて長もちするので喜ばれている。松や梅にパラも良いものだが、暖房のきいた部屋ではしおれやすくそれほどすすめられはしない。十日は確実にもってくれる北というととになると種類は似られてくる。川山栴・万年青。山知・椿・アンスリュlム。カーネーション・海芋(かゆう)葉牡丹・本仙・チューリップ・南天・枝垂柳・鉄砲百合等がよくもつ花だがい廿通科古に伎われている花では何となくお正月らしく感じられない。竹もよ手に水揚げしないとすぐ民が駄目になるし、寒牡丹は暖房のきいた部屋ではすぐに咲き終ってしまう。こう考えてみるとお正月花として飢える花は案外少ないものである。世田からいけられて来たものばかりで変りばえがしないようだが、よく考えて見れば、お正月というものは甘からのしきたりを業しむものなのだからそれでよいのだと言えそうである。お節料理は変化しなくても一品一品心をこめて作ればよいのと同じで正Aの床飾りも何年同じものでも真面目にいければ幸せな新年をむかえられるのではないだろうか。1ち

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