テキスト1982
145/152

花器紫紅粕花瓶−rqンシヴノュウム良い樹形の南天なのだが惜しいζとに葉が虫に喰われ、ひどい恰好だったのでとってしまった。葉がなくなると赤い実が目立って美しい。葡萄の房のように実を沢山つけた南天は、その実だけをいけるとともあるが短く使った方がまとめやすい。向日葵の枯れた実ととりあわせたりして自然調でないいけ花に向いた用い方である。乙の南天の場合幹の形がよいので幹も見せていけたが平凡な形の南天なら、うんと低くして実をかためていけた方が、葉をとった南天の使い方としては良いと言えるο件をひきたてるように、そしてかなりしっかりした太い南天と釣合いがとれるように、下の方へは格のよく繁ったものをかためて閉した。南天の赤、昭椿のピンク、紫紅刺の花掠と赤系統の色が続いているが、少し色がくすんできたので、オンシジュlムの黄色をそえて亦系統の限列をひき立たせるようにしたυ乙の記事を書いている間に知った乙とだが、雨天は木だとばかり思っていたが実は草に分類されている植物なのだそうであるて木のようになっただけのものであるリ植物の分類は分かり難い。一立科の中にスイートピーや大豆のような草があり、アカシアやネムのような木があるかと思えば、藤のように判定状の木もある。それがLAであろうと草であろうと、花としていけるのには、どうでも良いぷなのだが、解説を書くため調べていると知らなかった乙とが多過ぎるのに気付くο正月の花として南天を使う例をあげてみれば、ごくありきたりにぶ仙をとりあわせて盛花にするなら南天の実を水仙と同じ位の一品さにして、花と市天の赤い実を対照させるのも美しい。南天の葉は少しでいい。或いは赤と白の南天の実をお松にからませるとか、務ちやすい史は少なくしていけた方が無難といえる。ルモの細胞の壁が厚膜化し白い水仙の南天曙格南天J5

元のページ  ../index.html#145

このブックを見る