テキスト1981
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立体、或は縦長にいけた花は場所をとらなくていい。花をかざるのに場所がせまい、そんな小さなスペースでも上の方へはlm位は充分のばせる筈である。だから縦長、横へは張り出さずに上へ上へとのび上る花も時々稽古して自分のスタイルを作っておくのも大切なことである。雪柳もふつう杭ひろがりに、の自然の姿を生かしていけるが、ζの花のように立ち上がらせていけるのも美しい。それに横姿では場所をとりすぎ短くしてしまわなければならなくなる。短い雪柳では雪柳をいける意味もなくなってしまう。雪柳の美しさを充分いかしながらせまい場所にいけるなら、とんな縦長の花にすればよい。フリlジヤと濃いオレンジ色のパラをとりあわせたが、雪柳の白い小花とフリージヤの黄、パラのオレンジ色がとけあって、やわらかい春らしい色調をつくり出している。写真では雪柳が多すぎると形がぼやけてしまうので三本しかいけていないが実際にいけていただく時はもっと多い方がよい。反対にフリlジヤの7本を5本に減らした方がいいように思う。せまいスペースに縦長の花を雪柳黄フリlジラ(赤)(飴色粕深鉢)ア雪柳ノ可5 i.~, ,,[ 〜ゃイり

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