テキスト1981
20/156

ろ・っ。ア早春の萌しを感じさせる花である。柳の芽がアマリリスのうるおいに暖かみをそえている。柳をうんと短くアマリリスの葉の聞にいけたせいで全体に柔かい感じがするのであマリリスをいける時の注意として切口を細針金で摂り、いけようと思う場所に割箸を立てておいて、そ乙へ中空の茎をさしてやるとよい。少しぐらい斜めにいけても、そうしておけば茎がさけて倒れる心配がなくなる。アマリリスの花は大きく聞く。菅の時の花の配置でなく開花の状態をよく考えて、花と花の聞を充分とっていけておかないと、何度もいけ直さなくてはならなくなる。(白角水盤)カユlは落が充分いかされている時が一番美しい。好きな花の一つであるだけにカユlが短く、花首だけいけられているのを見ると川惜しいような気持になる。乙の花は左の2木と右の3木のカユ!と分休花型にいけた上で、巾央のモンステラの葉で左右をつないでいる。そうした方がエリカを軽やか4カユーに見せることが出来るからである。エリカは花そのものは可愛らしく美しいが、葉がきれいではない。文花もよく発色した面と裏側の淡い色の而がある。全体の色調からどちら側を見せていけるかよく考えていただきたい。花のない枝先は切りとった方が花の色を美しく見せることができる。アマリリス赤芽ヤナギ砂(天官粕水盤)モンステラの葉エリカ4

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る