テキスト1981
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一一ー,a五葉葉葉真五葉七葉只の三枚の葉が色んな表情を見せる葉聞の生花。難しいが稽古のやりがいのある花材であろう。生花の稽古に初期から生けさせられるものであるが胡麻化しのきかない正直な花でもある。生花の花型を正確に覚えとむのに最適な花なので、他のものをいけていて疑問がおきた時、葉闘では乙うだつたと、あてはめて考える乙とが出来る。乙とでは床の間等に飾って品よく見る乙との出来る十三枚までのいけ方を解説する。用いる葉数は奇数で三枚、五枚とふえて行く。葉蘭の葉を手にとって見ると中央の軸を中心に左右の幅は同じではない。今仮に裏から見て左側の広いものを陰の葉、右側の広いものを陽の葉とし、その役枝に使いよい葉を右勝手(留が右側)の叶で説明する。陽の葉||真。副@胴G副@三枚いけは、小葉又は中葉で、二重切や寄せいけの子株としていけることが多い。だが生花の基木構成を確実に理解する為には、真に大葉・副・留に中葉を用いて三葉だけで一瓶を仕上げる訓練を積んでおく必要がある。稽古の復習として一人で図を参考にくりかえしいけてほしい。陽の葉||真・胴・控陰の葉||副・留葉蘭の稽古は五葉又は七葉から始めるのが一般的といえる。一把十枚の陽の葉陰の葉②留②其⑩留③控θ副@胴@真⑮真因③総図@留向控葉闘の中からそれぞれの葉をえらび出すと七枚位しか使えない。葉の大きさとしては真が最大、副、留が同じ位の大きさ、副より小さい胴、控は小葉でよい。又控に小葉のない場合は虫くい葉として葉先を破って用いる。葉先を鉄で切りととのえて使うことは厳禁されている。陽の葉||真・胴・控陰の葉||副・真囲・留・総囲三葉で生花の基本構成を理解し、五葉で留め方が稽古出来れば七葉にうつるが、先ず真、副、留の三枚をえらび出してから他の葉を採しにかかる。配り木に副、胴、真、真園、総囲、留、控の順K挿して行くが、その前に葉の軸のゆがみを完全に直しておく。副には太いしっかりした軸の葉を用いる。七葉を稽古する間に水際をきれいにまとめるととを覚えて次に移ってほしい。ユζ 葉蘭(五葉)葉)(七葉)G

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